前回の対戦で、試合中のアクシデントで、ストップされた大空vs田中の再戦が行われた。大空の防衛戦ではなく王座決定戦という位置付け。キャリア1年目の田中は、場数を踏んでいく最中で、貴重な体験と言える。結果は、場数の差で勝る大空が順当な勝利でPOP王座返り咲き。
後楽園大会で、「噛みついてこい」と所属メンバーに喝を入れた中森は、フリーの小林との防衛戦に。内容に満足したのか、試合後「これからストーリーが始まる。またやろう」と再戦を誓った。
「PURE-SLAM DUNK vol.2」
2023年9月23日 東京・板橋グリーンホール 観衆:121人
◆ピュアバトル タッグマッチ 20分1本勝負
AKARI○&久令愛(14分10秒 ダイヤモンドボム→片エビ固め)ライディーン鋼&●谷もも
◆シングルマッチ 20分1本勝負 ○Leon(12分12秒 クラッチ・デ・ガオー)清水ひかり●
◆タッグマッチ 20分1本勝負
チェリー○&真琴(11分55秒 ファンタジー・イリュージョン) ●KAZUKI&狐伯
◆POP新王者決定戦 時間無制限1本勝負 ○大空ちえ(10分12秒、フィッシャーマンズ・スープレックスクラッチ)田中きずな● ※大空ちえが第29代王者となる。
◆PURE-J認定無差別級選手権 30分1本勝負 [王者]○中森華子(19分13秒 破天荒→エビ固め)小林香萌●[挑戦者] ※第13代王者が4度目の防衛に成功。
試合後:中森華子のコメント
「防衛して安心している気分ではあるんですけど、小林香萌みたいな選手が1番苦手なタイプ。でも熱いし、私も熱くなってしまうから。今までタッグでしか対戦してなくて、今日闘って防衛したのはもちろんだけど試合自体がすっごい楽しくて!まだまだやり足りないって思ってるから、今日から物語が始まると思っています」
試合後:小林香萌のコメント
「中森華子とシングルマッチするの初めてだと思ってなくて、けっこう自分的には昔からすごい意識はしてたので。いつも熱い試合してて常にJを背負ってて…やっぱりすごい尊敬する先輩ではあったので。日頃から見てるので動きは読めたというか“こういうふうにおちょくってやれば精神が乱れるんじゃないかな”とか。10年やって11年目に突入して体ももともと大きくなくて、真っ向から挑んでもなかなか勝ちにはつなげられないってことは、身をもってヒシヒシと感じているので。ひと味もふた味も違った私で…シングルのタイトルマッチはPOP以降初めてなんで。もうちょっと勝ちに近づけるんじゃないかと思ってたんですけど、まだまだ甘さを思い知ったし、何よりもやっぱり中森華子のトップをずっと張ってるっていう責任と重圧と意地。“やっぱスゲエな!”って思いました。まだね…まだ敵わなかったけど!必ず超えてみせます。今日はより一層、その思いが沸き出てきました」
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