後楽園ホールの還暦祭を境に観客席の制限が解除。スターダムの後楽園が久しぶりにギッシリの客席で埋まった。
トーナメントは、トップ勢が次々に脱落する中、またもや快挙が。“スターダムのアイコン”岩谷と対戦した鹿島が、17秒で電撃フォールの大金星!大喝采を浴びた。ジュリアもオーバーザトップロープで脱落。この日までに準決勝に残っている葉月を除き、大混戦の中、なつぽいが、ウナギを撃破し、準決勝に駒を進めた。なつぽいは「シンデレラ・トーナメントベスト4入り確定しました。いやあ、この闘い、こしゃくな手を使ってくるだろうと思ってたけど、ウナが考えてる作戦はどんなのかわかんないけど、だいぶ村山さんに取られて最後は私が勝って、いい気味です! アーティスト戦も控えているので、アーティストもしっかりコズエンから防衛しつつ、私が絶対ヒロインになります! ぽい!」。
初参加のMIRAIも、鹿島を手堅く破り、準決勝に進出した。MIRAIは「シンデレラ・トーナメント準々決勝、今日しっかり勝つことができました。岩谷麻優と鹿島沙希、どっちが上がってくるかなと思ったんですけど、鹿島沙希で。鹿島沙希は何してくるかわからないので、深いプロレスをしてくるというか、自分は苦手だなと思ってちょっといたんですけど、でもしっかり勝つことができました。今日勝ってベスト4。ベスト4にけっこう自分は興奮しているんですけど、ベスト4めざしてるわけじゃないので、しっかり大田区総合体育館で勝って初出場初優勝めざしたいと思います。この新格闘プリンセスが、ドレスとティアラをまとって、夢をかなえる瞬間を魂込めて、みなさんにお届けします」と語った。
これで準決勝のカードは、葉月vsコグマ、なつぽいvsMIRAIと決定。EPの小川氏が「この大会は毎年新しいスターが生まれる」と開幕前に語っていたように、次に飛躍する候補が絞られてきた。
4月29日の大田区総合体育館で、赤いベルトへの挑戦が決定しているひめかと王者・朱里は、トーナメントの引き分けに続き、前哨戦のタッグでも時間切れ。決着が持ち越しとなった。朱里は試合後「ゴッズアイ、亜美と初タッグ。舞ひめとドロー。私は赤いベルトの前哨戦、今日、ひめかとラストになります。必ず4月29日、私が赤いベルトを守り抜きます。そしてゴッズアイ、最強のボディガード、小波がゴールデンウイーク中、参戦決定しました。ゴッズアイのメンバーとして、みなさん楽しみにしててください」と抱負を語った。
『CINDERELLA TOURNAMENT 2022』
2022年4月17日 東京・後楽園ホール(観衆1151人)
◆シングルマッチ 15分1本勝負
○テクラ(5分35秒 レッグロック・クラッチホールド)レディ・C●
◆6人タッグマッチ 15分1本勝負
向後桃&○葉月&羽南(8分22秒 ファルコンアロー→体固め)月山和香●&白川未奈&中野たむ
◆10人タッグマッチ 15分1本勝負
天咲光由&○妃南&上谷沙弥&林下詩美&AZM(11分18秒 変形ボディバスター→体固め)渡辺桃&スターライト・キッド&フキゲンです★&琉悪夏&吏南●
◆トーナメント2回戦 10分1本勝負
○飯田沙耶(5分53秒 飯田岩→片エビ固め)桜井まい●
◆トーナメント2回戦 10分1本勝負
○なつぽい(4分45秒 フェアリーストレイン)ウナギ・サヤカ●
◆トーナメント2回戦 10分1本勝負
○コグマ(7分38秒 OTR)ジュリア●
◆トーナメント2回戦 10分1本勝負
○鹿島沙希(17秒 起死回生)岩谷麻優●
◆タッグマッチ 15分1本勝負
壮麗亜美&朱里(15分00秒 時間切れ引き分け)ひめか&舞華
◆トーナメント準々決勝 10分1本勝負
○コグマ((4分52秒 横入り式エビ固め)飯田沙耶●
◆トーナメント準々決勝 10分1本勝負
○MIRAI(6分47秒 ミラマーレ)鹿島沙希●
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