『FIBREPLEX presents NEW BLOOD 8』
2023年5月12日 東京・品川インターシティホール
観衆:407人=満員
試合結果
◆シングルマッチ 15分1本勝負
○月山和香(6分12秒 極楽ドン→エビ固め)さくらあや●
記者会見で月山を“ウザい先輩”呼ばわりする勇気ある発言をしたさくらだったが、試合数の差は越えられずに敗退。試合後は「いつも練習で、練習生よりも、新人よりも身体張って教えてくれてる月山さん、正直練習生のときは『練習生よりがんばらないでほしい!』って思ってたんですけど、デビューして、こうやって対角に立たせてもらえるようになったので、自分も月山さんみたいに練習生たちにお手本になれるように、練習をこれからも頑張りたいし、月山さんと次シングルさせて貰える機会があったら絶対勝ちたいです」と殊勝なコメントを残した。
◆タッグマッチ 15分1本勝負
妃南&羽南(15分00秒 時間切れ引き分け)稲葉あずさ&稲葉ともか
空手経験のあるJTOの稲葉姉妹と柔道経験のある羽南&妃南の姉妹対決は違いに意地を見せ決着がつかず。
◆タッグマッチ 15分1本勝負
星来芽依&○鈴季すず(9分0秒 テキーラショット→片エビ固め)ちゃんよた&桜井まい●
◆超新星五番勝負〜第四戦〜 15分1本勝負
○渡辺桃(11分4秒 ひとでなしドライバー→エビ固め)天咲光由●
天咲の5番勝負4戦目は渡辺桃が相手。しかし、渡辺は、記者会見時から全く相手にしない。試合もいつも通りの大江戸隊流。試合後もコメントはなく、淡々と終わった感があった。
◆パッション注入マッチ 15分1本勝負
○高橋奈七永(12分5秒 ラリアット→片エビ固め)琉悪夏●
このカードが決まってからの二人のやりとりが、まるで“親子”のようなやりとり。なかなか壁を破れない琉悪夏にとってはチャンスと言ってもよいカード。真っ向からぶつかっていったが、やはりその壁は厚かった。
高橋奈七永の試合後のコメント
「オイ!クソガキ!ただのクソガキだなホントに!“さん”って言ってきたから、おりこうに、シングルだからやるのかと思ったら、なんかボックスとか出てきて。それは想定外だった。けど、あのなりふり構わない勝利への姿、いいと思うよ。それがパッションだよ。身体もあるし、勢いもある。あとは、ここ(ハート)でしょ。ホントに琉悪夏はここ。目標をもっと掲げて、公に言って、それを叶えるために一歩一歩近づいていく。それがパッションへの道だし、それを失敗したって恥ずかしいことではない。言うことには勇気もいるし、責任も伴う。その責任を背負う覚悟ができたときにアイツは大化けする。そしたら今日は意味のあるものになるであろうと思う。で、全然私の子供とかそういうんじゃないけども、今日は冷凍庫と冷蔵庫をやり合って、次のステージに進めたんじゃないかなと思うから、次は、親娘タッグもいいんじゃないの?ということで、パッションの道は終わらない!パッションッ!」
◆NEW BLOODタッグ選手権試合 20分1本勝負
[王者組]KARMA&○スターライト・キッド(16分29秒 モモ☆ラッチ)HANAKO●&レディ・C[挑戦者組]
※初代王者のスターライト・キッド&KARMAが初防衛に成功
3月にデビューしたHANAKOが早くもタイトル挑戦。レディCとの長身タッグで挑んだが、キャリアの差=試合運びや技を受ける余裕など、その差は埋められなかった。
スターライト・キッド&KARMA試合後のコメント
キッド「Bloody Fate、ウチらがNEW BLOODタッグ初防衛に成功したわけだけどお?最高身長タッグ?背が高いっていうのはプロレスで武器になると思うけど、小さいものでもデカい奴らに勝てるってお分かりいただけたでしょうか?ここ(頭)も使ってね?でさあ、一番言いてえのはなんでNEW BLOODの象徴であるこのベルトがメインじゃねーんだよ。今までメインにこだわってきた私からしたら納得いくわけがねーよな?このベルトの存在意義ってのは、何だ?話題に持ってかれたってか?でも私はこのベルトがNEW BLOODの中では一番だと思ってる。ウチらなりの闘い方、防衛戦をしていって試合のレベルの違いっていうのを他のNEW BLOODに出てる奴らには証明していってやるから。必ずこのベルトをメインでできる位置にしなければならないっていうのかな?あと、HANAKO。JPコースター使うならもっと磨いてから私に出せよ。で、次は、稲葉姉妹?パートナーチェンジしたところで結果は変わるのでしょうか?姉妹の絆ってもんを見せてもらおうじゃないか。あとは、KARMAがTwitter開設したんで、どうぞフォローしてください」
KARMA「…………」
◆フューチャー・オブ・スターダム選手権試合 15分1本勝負
[挑戦者]○吏南 (12分29秒 ハイドレンジア)壮麗亜美●[王者]
※第9代王者の壮麗亜美が4度目の防衛に失敗。吏南が第10代王者となる。
フューチャー王座の執着してきた吏南が、王座獲得。姉・羽南が10度の防衛記録を持っているが、その記録を破ることができるのかにも注目していきたい。
吏南の試合後のコメント
「獲れてよかった、ていうか、辞めないでよかった!長かったけど、長いし、ずっと言ってきたからその分負けてばっかでイヤだったけど、やっと獲れた。やっぱ言い続けるって大切だし、これからは吏南が若い世代をもっと盛り上げていくんで、楽しみにしててください。で!次、レディ・C。挑戦表明されたけど、リングで言ったことが全てなんで、それ見てください。とりあえず、吏南がこのフューチャーのベルトを輝かせていきます!」
◆シングルマッチ 15分1本勝負
中野たむ(14分32秒 タイガースプレックスホールド)中野たむ
記者会見で現れたアイスリボンを退団した石川奈青は、突然、「中野たむ」に変身して参戦を表明。その後もSNSで中野たむになりきっていた。入場時には偽なつぽいをつれてくる徹底ぶり。試合展開も、中野たむを完全コピー。前団体で見せていた内容と比較するとかなりのレベルアップを見せたものの、赤い王者となった本家・中野たむには適わなかった。
中野たむの試合後のコメント
「偽物のたむはさあ、たむに憧れてるってことでいいんだよね?ここまで格好とか技、真似してきたことはホントすごいと思う。ホント感服する。でも、誰かに憧れてその背中を追ってるうちは、いつまで経っても本物にはなれないよ。宇宙で2番目か3番目にしかなれないってこと。いいもん持ってんだからさ、たむの真似ばっかりしてないで、誰かに真似されるくらい自分を究めたらいいんじゃない?それでもたむの真似を究めるんだっていうんだったら、たむも多忙になってきたし、影武者でも頼んでいいかな?そうしよう!」
中野たむ(偽)&偽ぽい 試合後のコメント たむ(偽)「悔しいです。私が、私が中野たむなのに……。中野たむをこんなにたくさんのお客様が見に来て下さって、メインイベントで、メチャクチャ楽しかったです。悔しい。私が中野たむなのに、何も出来なくて本当に、悔しいんですけど、まあ向こうの中野たむが『姉妹になりたい』って言うなら、なってあげようかなと。今はもうちょっと、お姉ちゃんを見習ってもっともっと強い中野たむになりたいなと。でも本当に楽しかったです。ありがとうございました」
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