12月の後楽園大会で、AAAW王座への挑戦権を掴んだ渡辺智子の主張が通り、急遽、マーベラス年内最終戦で、AAAWシングルのタイトルマッチが実現した。
もともと防衛戦はしないと言い放っていた尾崎は、試合前の記念撮影を拒否。場外戦で渡辺を流血させ、渡辺の攻撃を受け切り、粘りを見せた。最初の毒霧はレフェリーのTommyに誤爆。混乱の中、二発目の毒霧が決まり丸め込んだ。
試合後のコメントブースでも、ベルトを踏んだ状態でインタビューを受け「全然する気なかったけど、防衛回数稼ぐのもいいかなって。マーベラスの人間に勘違いしてもらいたくないのは、防衛戦しないなら返せって言ってるけど、そもそも私からベルトを取られた桃野が悪いんだから。チャンピオンにどの口きいてるのか。(渡辺の執念は感じたか?)体もデカくてパワーもあるし、途中で勝ったと思っただろうけど、私に手の上で転がされてるのがわかってない。そもそも、トーナメントやって勝った一番強い渡辺智子に勝ったんだから、マーベラスに勝てる人いないでしょ。やってもいいよ? でもこれ以上私に負けていいならどうぞって感じ。マーベラスにさらに傷がつくよ。“尾崎魔弓に負けたマーベラス”、コレ見出しね! 一致団結とかしちゃって気持ち悪い。昔のGAEAの青春モノみてるようで、気持ちが悪くて鳥肌が立つよ。そもそも重いんだよこのベルト」
『2023 Final Marvelous!!!Shinkiba』
2023年12月28日 東京・新木場1stRING
観衆:未発表
◆15分1本勝負
○高瀬みゆき(10分15秒 ダイビング・ギロチンドロップ→片エビ固め) 宝山愛●
◆15分1本勝負
○ヴィエント(10分12秒 ショルダー・バスター→片エビ固め)井坂レオ ●
◆5WAYイリミネーションマッチ 20分
○Maria(14分30秒 エクスカリバー→エビ固め)ジジ・レイ●
※退場順:川畑梨瑚、プロミス・ブラクストン、ウナギ・サヤカ、ジジ
◆30分1本勝負
桃野美桜&○タイタス・アレクサンダー&アルファ・ゾー (21分24秒 ビッグ・アグリー)
彩羽匠&永島千佳世&●ヴィニー・マッサロ
◆AAAWシングル選手権試合 30分1本勝負
○尾崎魔弓(17分58秒 首固め)渡辺智子●
※第18代王者が初防衛に成功。
試合後のコメント:渡辺智子
「全然目が見えない。マーベラスにベルト戻したかったけど、2023年は悔しい思いをして。長与さんの思いも胸に向かっていったつもりだし、尾崎魔弓が強いのはわかってるけど、ちょっと油断したところがあったかな。直談判しましたけど、何度でもいきたいと思ってます。他の子にいかれるなら自分でいこうと。お客さんも悔しい思いしてるし、私だけでなく。(トモココールは?)申し訳ないなって。負けたのに。今年がこんな形で終わって。私は52歳になって、尾崎選手が55歳。同じ時代を生き抜いてきたからこそ、全女でタッグを巻いてたりした頃の思いがフツフツと蘇ってきました。次はいきますよ。私がベルトを取り戻す。私はもうどうなってもいいんで。選手生命を懸けて尾崎魔弓からベルトを取る、それだけです」
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