『FIBREPLEX presents NEW BLOOD 11』 2023年9月29日 東京・品川インターシティホール
観衆:357人
試合結果
◆3WAYバトル 15分1本勝負
○妃南(7分2秒 外道クラッチ)HANAKO●
※もう一人は田中きずな
◆シングルマッチ 15分1本勝負
○琉悪夏(5分59秒 冷凍庫爆弾→片エビ固め)レディ・C●
◆3WAYバトル 15分1本勝負
○テクラ(6分6秒 毒グモデスドロップ→片エビ固め)月山和香●
※もう一人はセクシー・ダイナマイト・プリンセス
セクシー・ダイナマイト・プリンセスがマスクを剥がされ、その正体がマライア・メイであることが発覚。マライアは、この日を最後に帰国予定だった。剥がされたマスクをタッグパートナーであった月山に渡し、「このマスクは、あなたに託す」という無言のメッセージを残した。
◆コズエン昇格査定マッチ 15分1本勝負
○中野たむ(12分22秒 バイオレットスクリュードライバー→片エビ固め)水森由菜●
約4カ月に及んだ、水森由菜のコズエン加入査定が決着。前回のなつぽいとの査定マッチは体重減量目標を達成できない状態で挑んだため、そもそもの査定の資格がない状態でのチャレンジだったが、今回は、満を持して目標体重をクリア。その減量効果か、水森の動きもシャープになっていた。途中、中野が気合を入れるシーンもあり、“赤の王者”との差は歴然としていたが、その健闘を認め、コズミック・エンジェルズのユニット入りを正式に認めた。試合後は、セコンドに来ていたメンバーのなつぽい、安納サオリもメンバー入りを祝った。
インタビュー:水森由菜
---体重はクリア?
「ギリギリではあったんですけど。60kg切ったと思ったら、次の日、60.何Kgになったりとか、不安定な状態で。この1週間で頑張ってやったという感じです」
---どんなダイエット方法を取り入れたんですか?
「朝、何も食べずに有酸素、朝活をとにかく、やってたり。筋トレを最後の1、2カ月やって、停滞期を抜けたというか、もちろん、食事制限も最初からやってましたし。リンパマッサージもやったし。自分に合うありとあらゆるものを考えて。サプリもやったし。エステで体をほぐしたりとか、めちゃくちゃやりました」
---自分で調べて?
「自分に合う方法って、やってみないとわからないから。とにかく最初は楽しみながらやって、脂肪が落ちたので、楽しかったんですけど。停滞期になってからは、結構辛かったですね」
---今までの人生の中でダイエットを成功したことはありますか?
「全然ないですよ。いつも、やっても生半可な気持ちのダイエット、目標のないダイエットだから、次の日には終わるとか。ちょっと食べないようにするとか。アイドル時代もやったんですが。みんなとご飯行くと、普通に食べちゃうし」
---体を絞って、体の動かし方も変わる?
「体重落ちて、膝の負担が減って。ロープ反動も、コーナーに駆け上がるのも、ジャンプも、全部がプロレスにとって。体重落とすということは、威力が減るかもしれないけど、すごい長く続けていくにはいいんじゃないかな」
---武者返しも?
「ちょっと前までは、着地で膝ひねるとかあったので怖かったんですけど、今後はもっと出してクオリティを上げていきたいと思ってます。武者返しも体重減ったから、プレスじゃなくて。ラリアットとか、違う技で使っていきたいと思います」
---今日、たむさんと闘ってみて。
「今の自分の弱い気持ちも、全部見透かされているような気がして、それも含めて、たむさんに試合をコントロールされた気しかなくて。それがまた苦あしかったです。自分のどんな技が、効いたんだろうな?ラリアットも連発しても、なかなか、効いてる感じがしなくて。でも、そういう気の強さ、意地の強さというのは、やっぱり、チャンピオン級になると、自分が本当に弱いんだなと見せつけられた。ここから、ほんと気持ちだと思うんです、自分って。何しても、目標を立てたら、そこを超えられないというのは、わかってるけど。自分って、どうしても保険をかけちゃう、ハードルを下げちゃう癖があるので。自信がないというのを、。筋トレとか体を変えて自信をつけたと思ったけど、こういう性格はなかなか治らなくて。。悔しい」
---たむさんが言うように宣言してみたら?
「チャンピオンになると宣言したら、それに向かって組み立てればいいんですもんね」
インタビュー:中野たむ
---正式にメンバーになりました。
「ほんとに体が絞れて、見た目がめちゃくちゃ変わって。マジですごいと思ってます。ほんとに頑張ったし、ほんとにコズエンに入りたいと思ってたんだなと。その思いはビシビシ伝わってきた。でも、彼女は、見た目は変わったけど、中身がまだ、本物のプロレスラーじゃないと思ってて。今日まで。ゆなもんは、たむの3.3(日本武道館)の髪切りの試合を見て、中野たむに憧れて、コズエンに入りたいと思ってくれたみたいなんですね。なりふり構わない、全てをさらけ出す姿を見て、と言ってくれたんですけど、私は全てをさらけ出す覚悟というものは、ゆなもんからまだ1回も感じたことがなかったんですよ。それは、多分、ゆなもんは優しくて謙虚で、人としては、めちゃくちゃ良い子。真面目で。でも、それって、プロレスラーとしては、時には欠点になってしまう。そういうとこ路が、自分自身の限界を決めつけてて、自分自身を制御してしまってる。そこの殻を破れないと、コズエンに入れたとしても、そこで終わっちゃうんですよ。このキャリア。そこを今日、越えれるか越えれないかが、彼女の運命を変えるポイントだったと思うけど、私は、今日は、彼女の覚悟を感じれたとい思ってる。だから、一緒に頑張りたい、よろしくお願いしますって言いました」
---ユニット内の位置付けは?
「多分、位置付けって言ったら、彼女は、それを頑張ろうとしちゃう。ゆなもん、パワーファイタだよ、ゆなもん、縁の下の力持ちだよ、それを頑張ろうとしちゃうから、ゆなもん自身で探してほしい、掴み取ってほしい。それって、コズエンみんながそうなんですよ。自分はこうなりたい、こうやりたい、こういう夢がある。だから自分でつかみとる。すごい我が強い人の集まり。だから、バランスを保てるんですよね。そこで、バランサーがいると壊れちゃうんです。だから、ゆなもんは、なつぽいも、サオリちゃんも、中野たむを越えて、自分が主役にならないと。これからは」
---試合後のコメントでも挑戦じゃなくチャンピオンになると言わなきゃと話していました。
「それは、人間としては、とても素敵なところ。でも、プロレスラーでしょ!」
---水森選手にエールをお願いします。
「なりたい自分になれ、それがプロレスラーでしょ」
◆パッション注入マッチ 15分1本勝負
○高橋奈七永(14分33秒 クインビーボム→体固め)星来芽依●
◆フューチャー・オブ・スターダム選手権試合 15分1本勝負
[王者]○吏南(11分59秒 Pink♥Devil→片エビ固め)稲葉あずさ●[挑戦者]
※第10代王者の吏南が3度目の防衛に成功
◆NEW BLOODタッグ選手権試合 3WAYバトル 20分1本勝負
[挑戦者組]○羽南&飯田沙耶(14分57秒 セブンティーン→片エビ固め)KARMA&スターライト・キッド
●[王者組]
※初代王者組のスターライト・キッド&KARMAが3度目の防衛に失敗。羽南&飯田沙耶が第2代王者組となる。 ※もう一組はAZM&天咲光由
タッグ王座は3WAYマッチ。王者のキッドが左足首を負傷しており、サポーターでカバーするという状態。スピーディーに展開する中、最後は、羽南&飯田の元フューチャー王者コンビが勝利を掴んだ。
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