初の浅草橋ヒューリックホール大会。試合前、谷ももがリング上から挨拶。「結婚します。8月の後楽園大会を機に関西に拠点を移し、PURE-Jのプロレス活動は継続します」
POP王座は大空が返り咲き、タッグ王座はLeon&高瀬のREDSOULが王座奪取に成功、鋼と谷は初防衛に失敗した。
メインの無差別級王座は中森が防衛。中森は、この1年ほど団体内の活性化を熱望しており、貪欲に自分に食らいついてくることよう選手の発奮を促してきた。今回ようやく団体内のAKARIが挑み、健闘はしたがベルトには手が届かなかった。
「PURE-J MANIAX 2024」
試合結果2024年4月28日 東京・浅草橋ヒューリックホール
観衆:350人(満員)
◆20分21本勝負
◯真琴(6分4秒 連環の計)チェスカ●
◆20分1本勝負
◯SAKI (7分45秒 チョロイルド) 久令愛●
◆POP選手権 30分1本勝負
[挑戦者]◯ 大空ちえ(11分31秒 ロールスルージャーマンスープレックスホールド)柳川澄樺●[王者]
※第31代王者が4度目の防衛に失敗。大空ちえが第32代王者となる。
◆6人タッグマッチ 20分1本勝負
世羅りさ&柊くるみ&夏実もち◯ (11分8秒 ずんだ餅クラッチ) ●KAZUKI&米山香織&チェリー
◆デイリースポーツ認定女子タッグ選手権 30分1本勝負
[挑戦者組]Leon&高瀬みゆき◯ (18分4秒 ローリングストーン→体固め)ライディーン鋼&●谷もも[王者組]
※第34代王者組が初防衛に失敗。Leon&高瀬組が第35代王者となる。
Leon&高瀬みゆき
高瀬「はいやりましたね、Leonさん」
Leon「今日やりましたよ。みゆきが決めてくれたんで」
高瀬「ももには借りがあったんでね。取り返してやりましたよ。
人生の経験は先に行かれたかもしれませんが、プロレスラーとしての経験はまだまだ我らREDSOULの方が上ということで。私たちがこのPURE-Jの歴史をも塗り替えましょう。REDSOULで」
---選手の結婚がモチベーションになってそうですね。
高瀬「それは大いにありました(笑)」
Leon「でも結婚してもプロレスを続けるという選択をしてくれて嬉しいです」
高瀬「旦那さんにも感謝ねですね」
---この二人で奪回したわけですけど、防衛の新記録を作ると言ってましたけど。
Leon「一年前に二人で初めて取った時に、その時にボリショイさんと私のP-Ray-Lというタッグで、12回防衛記録あるんですけど。その時、塗りり替えようと言ったんですけど、実現できないままだったので。今回こそは実現、叶えてみせたいと思います」
高瀬「絶対塗り換えましょう。今の時代を、最先端を作っていかなければなりませんので」
試合後のコメント:ライディーン鋼&谷もも
谷「やっぱりPJOCリーグが終わって、KSRのワンデートーナメントも終わって、自分たちはリーグ戦の間にタッグベルトを巻いたので、リーグ戦が終わってから、これからどんどんどんどん防衛していって、このベルトと一緒にもっともっと強くなっていこうとか、こう描きたい夢とか目標がたくさんあったので、今日ここでREDSOULに勝てなかったっていうのは、めちゃくちゃ悔しいです」
鋼「忙しかったですね。トーナメントがあったり」
谷「まずトーナメント二つとも決勝に残ってたので」
鋼「トーナメントが終わってからじゃ遅いんだよね。もっと早くやりたかったです。本当にREDSOULの前にいろいろやって、防衛記録を増やして。REDSOUにも絶対勝たないといけないし。私、二回目なんですよ。REDSOULと当たるのが、SAKI選手と組んだ時もREDSOULと当たってREDSOULに取られて。今回もそう。もうめちゃくちゃ悔しい。だから絶対もう次あたったら本当にボコボコにしてやる。本当に潰してやる。お前らがタッグのベルト持ってたって面白くねえんだよ!っていうぐらいボコボコにしてやるからな」
谷「もう一回取り返しに行けばいいだけですもんね。プラスに絶対に考えて」
鋼「調子乗んじゃねえぞ」
---もも選手はご結婚という発表されましたけど。
谷「結婚を機に、これから関西に引っ越して、関西を中心に活動していくんですけども、もちろんそれで引退っていうことも考えたんですけど。今、令和の世でライフスタイルに合わせて、プロレスを続けるっていう考え方もあるっていうことで、団体の皆さんも、私がプロレスを続けられるように。ご迷惑をかけてしまうかもしれないんですけど、協力してくださるということだったので。辞める理由が結婚だったんですよ。プロレスが嫌いでプロレスを辞めたくてとか、体が悪くて引退するわけではなくて、結婚するから引退するっていう理由だったんですけど。プロレスが好きだったら、続けてもいいんだと思って、今回こういう選択をさせていただきました。で、公表しないという考え方もあったんですけど、家庭の事情で関西に引っ越しますっていう言い方をすると、親の介護だったりとか、団体と何か揉めただったりとか、違う勘違いをされるのも嫌なので。おめでたいことなので。正直に公表しようかなということで、今回発表させていただきました」
---お相手についてはお話できる範囲でいかがでしょうか?
谷「相手は小学一年生の時に同級生で、本当に二十年ぐらい知り合い、幼ななじみです」
---このタイミングというのは何かあったんですか?
谷「そうですね。8月の後楽ホール大会を機に関西に引っ越す予定なんですけど。やっぱりこういう浅草橋ヒューリックホールっていうビッグマッチで皆さんにお伝えしたいなっていうところがあって、今回発表させていただきました」
◆PURE-J認定無差別級選手権 30分1本勝負
[王者]◯中森華子(17分42秒 鎮魂歌ドライバー→エビ固め)AKARI●[挑戦者]
※第13代王者6度目の防衛に成功。
試合後のコメント:中森華子
---6度目の防衛でした。AKARI選手と今まで何度もシングルやってるけども、タイトルかけてやるのは初めてでした?今までと何か違いがありました?
「PJOCリーグというのが今年から始まって、その中で戦いとか見たり、実際戦ったりしてみても、ベルトへの想いというか、どうしても巻きたいんだっていう気持ちだけは伝わるものがあったし、何よりそのリーグ戦でAKARIよりもキャリアがあったり、無差別のベルト巻いてる選手とかいた中で優勝したっていう結果だったり、すごい認めるところがあって。AKARIも5年経って、ようやくここまでたどり着けたなとは思っています」
---チリからやってきて、どういう風に見てました?リング上ではすぐ帰っちゃうんじゃないかと思ってると言ってましたけど。練習とか試合を通じて。
「最初の本当に、いつまで続くんだろうって思ったし、言葉も翻訳アプリでずっと話した。でも、プロレスが好きで、日本がすごい好きで、勉強熱心だったり。練習熱心なとこもあるし、試合もどんどん良くなっていって、強くなっていって。そんな中でやっとこうやってやり合える後輩がPURE-Jの中にできたなと思って。この5年の中でAKARIの印象がすごく変わった部分でもあります」
---今回、5回目の戴冠。5回目で6度目防衛して、一年以上ベルト持ってるわけですけど。その中で外敵とやったりと、PURE-Jの所属の選手にもっと出てきてほしいって言ってた中で出てきたのは、AKARI選手?
「私は去年の夏からPURE-Jの選手が生ぬるく感じる部分がすごくあって、呼びかけた部分があったんですけど。無差別だけじゃなくて、タッグのベルトだったりもあるし、後輩たちが少しずつ成長は感じてはいますけど。私はこのベルト5回巻いてて1年4カ月巻いてて。最多防衛記録、最長記録、もう私のベルトと言っても過言じゃないと思ってます。次に防衛したらまた記録更新するので、私の記録をどんどん塗り替えていく。去年ぐらいから、いろんな人から長いとか言われることがあったり、そろそろ歴史を変えたいとか、景色を変えたいっていう言葉を聞くと、すごい悔しくて。今だからこそ防衛記録塗り替えるのもそうだし、戦いだったり。チャンピオンとして、もっと強くなっていかなきゃなと思ってますけど」
---また次はまた外敵というかね、プロミネンスになりました。
「夏実もち、なんか目につく部分がすごくあって。去年デイリーのベルト取られてしまってから、すごい悔しい部分もあるし、でも試合はすごくやりがいがあるので。タッグしか戦ったことないので、シングルで潰してやろうと思ってます」
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